数あるブランドと多様なユーザーを心地よくつなぐ、ホールディングスサイトの制作
多岐にわたる有名ブランドを誇るTSIホールディングス様のコーポレートサイトを制作。
限られた工数内での課題解決と高いデザインクオリティーの維持というバランスが求められるプロジェクトでした。
「会社の看板」となるコーポレートサイトに訪れる株主や関係会社の目的に合わせながら、幅広い年齢層に使いやすい動線を設計。50以上ものブランドを取り扱うため掲載情報が多いからこそ、見やすさとわかりやすさを心掛けました。
さらに、サイト内の課題解決にとどまらず、サイト外の課題にも目を向けて寄り添い、サイトの公開をきっかけに改善へと向かうようなご提案をしました。
主なアプローチ
APPROACH
#事業課題・組織課題リサーチ #市場・競合リサーチ #定量データ調査・分析 #カスタマージャーニマッピング #グラフィックデザイン
プロジェクトサマリー
SUMMARY
クライアントの課題
多くのブランドを保有するにもかかわらず、その認知度が低いことが課題。
株価向上のためにサイト内でできる工夫を施したい要望も。
また、多くのブランドがあるからこそ、組織としての一体感や目指す方向の共通認識を社内で持てるようにしたいとオーダーを受けました。
シープラッツの戦略
各ブランドとの接点をサイト内に多く設置することで「このブランドもTSI」「こんなにブランドを持っている会社」と認知されるサイト構成を設計。
一般ユーザーに加えて株主向けの情報もわかりやすく設置し、訪問者に合わせた動線を確保。また、組織力を高めるためビジョンマップを作成し、目指す未来をイラストで表現しました。
TSIホールディングスとして認知度を向上させるために、 ブランドとの接触回数を増やす施策
「TSIの認知度を向上させたい」という抽象的な理想に対して、理想を細分化することからプロジェクトをスタート。認知度が上がる要因は、TSIとの接触回数の多さがキーになると仮説を立てました。そこで、人気ブランドの保有数の多さや、ブランドとの接点をサイト内に散りばめるという具体的な施策をご提案。TOPページにはブランドのロゴの掲載や、ブランドニュースをサムネイルと表示させる仕組み、Movieの紹介、事業ごとのブランドを紹介する構成を組みました。
訪問者をもてなすサイトデザイン、 幅広いユーザーをやさしく導く動線とメニューの工夫
ホールディングス企業のサイトということもありサイト訪問者の属性や世代はさまざま。そんな中で目指したのは、サイト訪問者を心地よくもてなすサイトデザイン。例えば、株主にとって必要な情報はヘッダーメニュー上ですぐにアクセスできるように緩急をつけて表示させました。カスタマー、社員などサイトに訪れる多様なユーザーがスムーズに必要な情報へと辿り着けるような工夫をサイト全体に盛り込みました。
“理想の未来像”が社内外に伝わるビジョンマップを共創、 組織力の向上と新たな企業価値の創出へ
内部向けには目指す未来に向けた羅針盤として一体感を高める役割を担い、外部向けには企業として実現したい魅力的な未来像を伝えるのに効果的な手法だと考え、イラストによるビジョンマップの作成をご提案しました。
目指したのは、社内で長く愛されるイラスト。「描かれている人がどんな人なのか?」ストーリーが伝わるように表現し、TSIホールディング様のエッセンスを細部にまで感じられるように想いを込めました。何度も対話を重ねて白紙の状態からひとつずつ要素を丁寧に加えて“一緒に”作り上げた結果、単なるサイトリニューアルではなく、新たなアイデンティティーとなるクリエイティブの実現も同時に叶えることができました。